愛猫の抜け毛がすごい… 換毛期を乗り切るお手入れアイデア集

お世話・健康
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こんにちは!「むぎ猫ブログ」管理人の むぎ猫 です。

ポカポカ陽気が気持ちいい季節になりましたね!
…と同時に、「あれ?なんだか最近、部屋に猫の毛がやたらと落ちてる…」「ブラッシングしてもしても、毛が抜ける!」なんて感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そう、春は多くの猫ちゃんにとって換毛期(かんもうき)のシーズン!
愛猫が冬毛から夏毛へと衣替えする大切な時期なのですが、飼い主にとっては抜け毛との戦いの季節でもありますよね(笑)

この記事では、そんな猫の換毛期の基本的な知識から、おすすめのお手入れグッズ、そして悩ましい抜け毛を少しでも楽にするお掃除のアイデアまで、飼い主目線での工夫をご紹介します!

(※この記事は、医療的なアドバイスや特定の商品の効果を保証するものではありません。あくまで日常のお手入れや掃除のヒントとして、参考にしていただけると嬉しいです。)

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そもそも、猫の「換毛期」って?

猫の換毛期は、主に季節の変化に対応して毛が生え変わる時期のこと。
多くの猫は、気温の変化に合わせて毛の密度や長さを調節し、体温を快適に保っています。

  • 春の換毛期: 暖かくなる準備として、保温性の高いフワフワの冬毛(アンダーコート)が抜け落ち、スッキリとした夏毛に生え変わります。だから抜け毛が特に多く感じるんですね。
  • 秋の換毛期: 寒さに備えて、夏毛から密度の高い冬毛へと生え変わります。

知ってる?ダブルコートとシングルコート
猫には、アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の両方を持つ「ダブルコート」の猫種と、オーバーコートが主体の「シングルコート」の猫種がいます。一般的に、ダブルコートの猫の方が換毛期の抜け毛が多いと言われています。(もちろん個体差はあります!)

換毛期のピークはいつ?
一般的には春(3月~5月頃)と秋(9月~11月頃)と言われますが、最近は一年中快適な室温で暮らす室内飼いの猫ちゃんの場合、換毛期の区切りが曖昧で、一年を通してダラダラと毛が抜ける子も少なくありません。

換毛期ケアの基本!やっぱりブラッシングが大切

抜け毛対策の基本中の基本は、やっぱりこまめなブラッシング

  • 抜け毛を減らす: 定期的なブラッシングで、自然に抜け落ちる前に不要な毛を取り除いてあげましょう。部屋に舞う毛の量を減らすことができます。
  • 毛球症の予防: 猫は毛づくろいで抜け毛を飲み込んでしまいますが、量が多いと胃や腸で毛玉(毛球)となり、吐き出す原因に。ひどい場合は体調不良につながることも。ブラッシングで飲み込む毛の量を減らしてあげましょう。(※頻繁に吐く、食欲がないなどの場合は、他の病気の可能性もあるので動物病院へ相談してくださいね。)
  • 皮膚の健康チェック: ブラッシングしながら皮膚の状態(赤み、フケ、できものなど)をチェックする良い機会にもなります。
  • コミュニケーション: 優しくブラッシングすることで、愛猫との大切なコミュニケーションタイムにもなります♪

ブラッシングの頻度とコツ
換毛期は、できれば毎日、少なくとも週に数回はブラッシングしてあげたいところ。
猫ちゃんが嫌がらないように、

  • まずは短い時間から
  • 毛の流れに沿って優しく
  • 猫が撫でられて気持ちいい場所(背中や首周りなど)から始める
  • 無理強いしない!

などを心がけてみてくださいね。おやつなどで「ブラッシング=良いこと」と関連付けるのも効果的かも?

どんなブラシがいいの?愛猫に合うタイプを見つけよう

猫用ブラシには色々な種類があります。ここでは代表的なものをいくつかご紹介。愛猫の毛質(長毛・短毛)や肌の強さ、性格に合わせて選んでみてくださいね。

スリッカーブラシ

  • 特徴:くの字に曲がった細いピンがたくさん付いているタイプ。アンダーコート(下毛)をごっそり取れることが多いです。
  • おすすめ度:★★★★☆ (特に長毛種やダブルコートの猫ちゃんに)
  • 注意点:ピン先が皮膚に当たると痛いことがあるので、力を入れすぎず優しく使うのがコツ。

コーム(櫛)

  • 特徴:金属製やプラスチック製の櫛。毛並みを整えたり、毛玉を見つけたりするのに便利。仕上げにも。
  • おすすめ度:★★★☆☆ (どの猫ちゃんにも使えるが、抜け毛取り効果は他のブラシほどではないかも)
  • 使い方:スリッカーなどで大まかに抜け毛を取った後の仕上げや、毛玉のチェックに。

ラバー(シリコン)ブラシ:

  • 特徴:ゴム製のブラシ。柔らかいので皮膚への刺激が少なく、マッサージ効果も期待できるかも?
  • おすすめ度:★★★★☆ (特に短毛種や皮膚がデリケートな猫ちゃんに)
  • メリット:抜け毛がブラシにまとわりつきやすく、後片付けが楽なタイプも。

グローブ型ブラシ:

  • 特徴:手袋の形をしていて、撫でるようにブラッシングできるタイプ。
  • おすすめ度:★★★★★ (ブラシ嫌いな猫ちゃんも受け入れてくれやすいかも?)
  • メリット:飼い主さんの手で撫でられている感覚に近いので、リラックスしやすい子が多いようです。

【ポイント】
色々なタイプを試してみて、愛猫が一番嫌がらず、かつ効果的に抜け毛が取れるものを見つけるのが一番です!複数のブラシを使い分けるのも良いですね。

ブラッシング以外のケア(できる範囲で)

シャンプー

猫は基本的に自分で体を綺麗にするので頻繁なシャンプーは不要ですが、換毛期にシャンプーすると、一度に大量の抜け毛を洗い流せるというメリットも。ただし、シャンプーが苦手な猫ちゃんにとっては大きなストレスになることも。無理強いはせず、必要性や頻度については、かかりつけの獣医師さんに相談してみるのがおすすめです。

健康な皮膚と毛を保つ

皮膚や毛の健康は、普段の食事が基本。バランスの取れた食事を心がけることが、健やかな毛の生え変わりにもつながります。(特定のフードを推奨するものではありません。)

抜け毛との終わりなき戦い…お掃除アイデア集!

お手入れを頑張っても、やっぱり部屋には抜け毛が…。少しでもお掃除を楽にするための、ちょっとしたアイデアや便利グッズをご紹介します!

やっぱり定番!粘着カーペットクリーナー(コロコロ)

気づいた時にサッと使える手軽さが魅力!カーペットはもちろん、ソファや衣類にも。強粘着タイプや、ケース付き、長柄タイプなど種類も豊富なので、用途に合わせて選んでみては?

裏ワザ!?ゴム手袋

水で少し湿らせたゴム手袋で、カーペットや布製のソファなどを撫でると、面白いように毛が集まります!ぜひお試しあれ。

掃除機選びもポイント?

猫の毛は細くて舞い上がりやすいので、吸引力の高い掃除機はやっぱり頼りになります。排気が綺麗なフィルター性能の高いものや、家具の隙間にも入りやすいハンディタイプを併用するのも◎。

空気清浄機で舞う毛をキャッチ

空気中に舞ってしまった毛やフケをキャッチしてくれる空気清浄機も、設置しておくと床に落ちる毛の量を減らすのに役立つかもしれません。(アレルギー対策を保証するものではありません。)

洗濯物の毛対策

衣類についた毛は、洗濯前にエチケットブラシなどで取るのが基本ですが、洗濯時に「洗濯ボール(ランドリーボール)」などを一緒に入れると、毛が絡め取られやすくなるという便利グッズも。

家具選びで未来の自分を楽に?

これから家具を買うなら、猫の毛が付きにくい、または掃除しやすい素材(レザー調、木製、ツルツルした化繊など)を選ぶ、というのも一つの手ですね!

まとめ

猫の換毛期は、飼い主にとっては少し大変な時期かもしれませんが、愛猫にとっては健康維持のための大切な生理現象。

こまめなブラッシングで愛猫のケアをしつつ、便利なグッズやちょっとした工夫で、お掃除の手間を少しでも減らして、猫ちゃんとの快適な暮らしをキープしたいですね。

「むぎ猫ブログ」では、これからも猫との暮らしに役立つ情報や、クスッと笑える(かもしれない)体験談などを発信していきます。
ぜひ、また遊びに来てくださいね!

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